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zoom RSS 奈良紀行 8. 法隆寺

<<   作成日時 : 2017/06/17 22:59   >>

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 4月28〜30日、ツアーに参加して、奈良地方に仏像拝観の旅に出た。今回の旅の主たる目的の一つは、奈良国立博物館で開催中の「快慶展」を見ることであったが、私は久しく行ってない法隆寺・中宮寺と、行きたいと思いながらまだ行ったことのない浄瑠璃寺にも行くことであった。盛りだくさんな仏像拝観の旅であったが、日時順に感じたことを記してみたい。

・法隆寺 (4月28日)
 斑鳩の地に堂々とそびえる法隆寺は、奈良のシンボルとも云える寺であり、聖徳太子に纏わる古代のロマンに満ちた寺である。日本人なら殆どの人が一度は行ったことがあるだろう。
 私が以前法隆寺に行ったのはいつ頃だったろう。確たる記憶はないが、高校の修学旅行で行ったほか、30歳代前半の大阪勤務時代に1,2度行ったが、もう50年くらい前になる。奈良市中心部に近い興福寺や薬師寺には訪れる機会も多いのだが、やはり斑鳩地方は遠くて、その後なかなか訪れるチャンスがなかった。今回は待望の参詣となった。
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 南大門へつづく参道でバスを降りると、両側の松並木は微かに残る昔の記憶と同じであるが、今回目にした南大門は、記憶にある大きな門のイメージと相違して、意外と小さいので驚いた。50年の間に、その間何度も行って見ている東大寺の南大門のイメージに影響されて、法隆寺の記憶が変化してきたのだろうか。
 南大門を入って先に進むと、正面に見えるはずの中門は修理工事中であり、残念ながら見ることが出来ない。中門の前を左に廻って回廊の南西角から伽藍に入り、金堂・五重塔・大講堂を拝観した。
 先ず金堂に入り須弥壇上の釈迦三尊像等を拝観する。この像は、622年に亡くなった聖徳太子とその妃の冥福を祈って、その翌年、止利仏師によって造られたという。日本仏像史の劈頭を飾る飛鳥時代の名宝である。中尊像は、目鼻だちや唇にいわゆる「古拙の笑い」を浮かべ、端正な表情に優しさと共に厳しさが感じれれる。
 三尊のうち、向かって左の脇侍だけが金色に光っているのが印象的であった。ある時期に、この像だけ磨かれてほこりを落されたらしい。「昔、入門したての若い僧が、神々しい三尊が埃にまみれた姿に怖れを感じ、ひとりでまず左の像から磨きだした。そして、次に中尊を磨こうとしたところで先輩僧に見つかり、住職にこっぴどく叱られた」・・・私は秘かにこんなことを空想しながら、金堂内の諸像を観ていた。
 金堂の西側には五重塔が端正な佇まいで高く聳えている(このページトップの写真)。この五重塔は、最上階の幅が初層の幅のちょうど半分になっており、その比率によって力強さと安定感を生み出している。非常に形の美しい塔である。
 この五重塔の初層内部には、東西南北の四面に、山岳を背景とした塑像の群像が並んでいる。以前来た時は全然関心がなく、それを見た記憶もないが、最近、日本の仏像史を学んでいて、この塑像群が天平時代の最初期の重要な遺品であることを知り、今回これを観ることを楽しみにして来たのだった。しかし、石段を登り、塔の基壇の上に立って中を見ると、奥の方にある塑像群は意外に小さくてよく見えなかった。私は、持参した美術観賞用のモノキュラーを使って見たのだが、手前に金網が張られており、しかも金網は真っ白に埃が積もっていて、残念ながら拝観も観賞もできる状態ではなかった。
 この日、境内に観光客は意外に少なかった。普通、今頃は修学旅行のシーズンなのだが、明日29日からゴールデンウイークであり、ゴールデンウイークには修学旅行はないとの読みが当たり、学生は一人も見えない。お陰でゆっくりと拝観でき写真も撮影できた。この写真は、金堂と五重塔を囲んで中門と大講堂とを結ぶ回廊の一部である。
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 この先を出た所に鏡池がある。池の畔に、有名な正岡子規の句碑があった。
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         「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
 次に私たちは百済観音堂がある大宝蔵院にむかった。 (つづく)


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