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zoom RSS 京都紀行 2. 妙心寺東林院

<<   作成日時 : 2015/07/31 17:07   >>

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 ・妙心寺東林院 (6月23日)
 京都洛西の花園は、北に衣笠山などの山々を望み、その山麓には石庭の竜安寺、金閣寺、西には兼好法師ゆかりの双ヶ岡、さらに嵯峨野、嵐山と広がる地で、その中心地にある大本山妙心寺は40余の塔頭がある大寺院である。その塔頭の一つである東林院は、周囲を竹藪に囲まれ、沙羅双樹の庭園と枯山水庭園が、水琴窟の雅な音色とともに、古来粋人に好まれてきた寺である。
 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす・・・」と「平家物語」にうたわれた沙羅双樹の花は、梅雨の季節に白い椿のような花を咲かせるが、朝に咲き夕には散ってしまう。その”一日花”という姿が、人の世の常ならぬことを象徴し、そのはかなさがひときわ人の心を打つのであろう。
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 東林院本堂の前庭は、十数本の沙羅双樹からなる「沙羅林」で、庭石と青苔の上に白い花が散っており、その落花の姿がとても美しかった。私たちは、本堂で抹茶を頂いて、住職の話を聞きながら、しばし落花の風情を堪能し、心洗われる思いであった。そのあと奥座敷に移り、今度は美しい枯山水庭園を眺めながら、昼食に二の膳つきの特別精進料理を頂いた。
 東林院では、美しい庭々を拝見し、抹茶・精進料理を頂くという有り難くも贅沢な時間をゆっくりと過ごし、幸せなひと時であった。
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 禅寺では、食事の前に「般若心経」と「食事五観文」などを唱えて、自分を戒め、万物に感謝の気持ちを表すのだという。この「食事五観文」は「五観の偈(ごかんのげ)」ともいい、食事に対する心がけや作法について、厳しくも分かりやすく解かれたもので、次のような文言である。

    「食事五観文」
 ・一つには、功の多少を計り、彼(か)の来処(らいしょ)を量る。
  (食事にはいかに多くの人の手数と労力が費やされているか、その苦労を思い、天地自然の恩恵を忘れてはならない。)
 ・二つには、己が徳行の全欠をはかって供(く)に応ず。
  (自分の人格の完成を目指し、また自分の務めを成しとげるために食事をする。)
 ・三つには、心(しん)を防ぎ、過貧等(とがとんとう)を離るるを宗(しゅう)とす。
  (食べ物に対して不平や不満を抱かず、飲み過ぎ、食べ過ぎの貪る心を起こさないよう、食事は心の修行である。)
 ・四つには、正に良薬を事とするは、形枯(ぎょうこ)を療ぜんが為なり。
  (食事は、餓えや渇きをいやし、心身の枯死を免れる良薬と思って、決しておろそかに食べないという心、平和な心持で食する。)
 ・五つには、道業(どうぎょう)を成(じょう)ぜんが為に、将にこの食(じき)をうくべし。
  (人として正しく生きることを成就するための食事であることに対して、反省と感謝の心を持ち、新たな誓いを心に持ち行うこと。)
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