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zoom RSS 奥の細道紀行 24. 鶴岡〜酒田

<<   作成日時 : 2014/09/14 16:52   >>

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・ 鶴岡  (2014. 8. 29.)
 芭蕉は一週間滞在した羽黒山を下って、酒井十四万石の城下町鶴岡に入り長山重行宅に三泊した。重行は身分も教養もある庄内藩士で、江戸在勤中に芭蕉庵を訪ねて入門した人である。
 長山宅跡は住宅街の一角にあり、現在空き地になっていて「芭蕉滞留の地」碑とこの地で巻かれた歌仙発句の碑が建っている。「曽良随行日記」によれば、芭蕉は出羽三山詣での疲労が相当たまっていたらしく、この「めづらしや」四吟歌仙は巻かれるのに三日掛かっている。
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            「めづらしや 山をいで羽の 初なすび」
 すぐ近くにある日枝神社にも同じ句の碑がある。大樹に守られた鬱蒼とした神社で、碑は小さな弁天島の祠の脇にあった。
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 長山宅跡から少し行くと内川があり、その大泉橋の近くに、「奥の細道内川乗船地跡」の標識がある。「おくのほそ道」に『川舟に乗って酒田の港に下る』とあるように、芭蕉はここから舟で酒田に向かった。
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 これらの芭蕉足跡地のほか、私たちは鶴岡城三の丸跡にある致道館・致道博物館・藤沢周平記念館を見学した。
 致道館は文化2年(1805)に創設された藩校で、荻生徂徠の学風を伝承し多くの人材を輩出した。致道館の名称は論語の一節「君子学ンデ以テソノ道ヲ致ス」に由来する。現在、聖廟・講堂・表門などの建物が残されている。
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 致道博物館は、藩校の資料や庄内地方の民俗資料が収納・展示されている。また、藩主の隠居所や酒井氏庭園があり、この庭園前にも「めづらしや…」の小さな句碑があった。
 藤沢周平記念館も鶴岡城址内にある。周平ファンの私としてはここまで来て見過ごすことのできない場所である。ツアーの予定にはなかったが、希望して立ち寄った。館内には各種資料の展示のほか、東京の自宅の書斎が移設・再現されている。鶴岡出身である藤沢周平の作品には、架空の藩「海坂藩」を舞台にして書いた小説が多いが、「海坂藩」は鶴岡をモチーフにしたものといわれている。市内には海坂藩の原風景を彷彿させる街並みが各所にあり、「藤沢周平ゆかりの地案内看板」が建っている。(このページトップの写真)

・ 酒田  (2014. 7. 11.)  [㊟ 前月、出羽三山の後に訪れた] 
 芭蕉は鶴岡を舟で出発したが、どこで上陸したかは今でも不明だという。「曽良随行日記」には『川船ニテ坂田ニ趣。船ノ上七里也。陸五里成ト。・・・暮ニ及テ坂田ニ着。玄順亭ヘ音ヅル。留守ニテ明朝逢フ』と記されている。芭蕉が酒田で訪れた玄順というのは、「おくのほそ道」に『淵庵不玉といふ医師』と書いてある人物である。本名が伊東玄順、医号を淵庵、俳号を不玉と称した。芭蕉は六月十三日(旧暦)から二十五日まで酒田に逗留し、その間十五日から十八日まで象潟を訪れている。酒田での逗留先の不玉邸跡は、今は更地となり大きな石碑が建っている。。
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 酒田滞在中、芭蕉は不玉亭・寺嶋彦助亭・近江屋三郎兵衛亭にて句会を催している。三郎兵衛は酒田三十六人衆の一人・近江屋嘉右衛門の子息である。
 酒田三十六人衆は酒田の経済と政治を掌握して、その発展に尽くした。その三十六人衆を代表する商家として鐙屋惣左衛門がいる。 鐙屋は酒田を代表する廻船問屋で、井原西鶴の「日本永代蔵」巻二に「舟人馬かた鐙屋の庭」の章題のもとに、その繁盛ぶりが描かれている。旧鐙屋は、現在国の指定史跡になって公開されている。
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 また、「本間様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」と歌われた大地主の本間家旧本邸は山形県文化財に指定されている。
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 眼下に最上川河口の酒田港を見下ろす日和山公園に登ると、正面入口で旅姿の芭蕉像が迎えてくれる。公園内には句碑・歌碑のたぐいが数多くあり、芭蕉の句碑も三つ建っている。。
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              「熱海山や 吹うらかけて ゆふ涼」
 



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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
いい旅行記ですね。鶴岡は私も何度か訪ねました。
海坂藩を彷彿とさせる良い街で、芭蕉の足跡を辿るとまた別の発見でした。
mac
2014/09/15 09:33
私は初めてでしたが、鶴岡がすっかり気に入りました。できることなら一泊してゆっくり街中を散歩したいところでしたが、ツアーゆえ急いで次の象潟へ向かいました。
e-naka
2014/09/15 11:44

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