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zoom RSS 奥の細道紀行 16. 平泉(続)〜岩出山

<<   作成日時 : 2014/05/30 14:13   >>

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・ 平泉  (続き)
 中尊寺では先ず金色堂を見物した。私はどうゆう訳か今まで機会がなく、この歳になって平泉は初めてである。この金色堂を今まで見たことがなかったのだ。今回の奥の細道巡りを始めた動機も、金色堂を見たいことが第一であった。それだけに少年のような期待感でこの瞬間を迎えた。
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 期待以上に素晴らしいものだった。全体が金箔に覆われて、中央には阿弥陀三尊が安置され、周囲は蒔絵や螺鈿、彫金で埋め尽くされており、まさに燦然と輝く平安芸術の粋に只々圧倒されるばかりである。金色堂全体が密封されたガラスケースに収められている。保存のためにやむを得ないことだが、近寄って直に見られたらと思う。それにしても、戦火にも遭わず、よく現代まで保存されてきたものだ。頼朝によって奥州藤原氏が攻め滅ぼされた時、ここを戦場にしなかった四代泰衡に対して、現代人は感謝しなければならないだろう。
 金色堂を出ると、光堂を詠んで有名なあの句の石碑がある。さらに行くと旧覆堂の手前に芭蕉像が建っている。周囲の緑の光の中で、心なしか芭蕉の表情は生き生きと見える。
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               「五月雨の降り残してや光堂」
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 中尊寺本堂の参拝を済ませて、表参道を下って行くと途中左側に「東物見」がある。束稲山を前方に、北上川に合流する衣川の眺めが素晴らしい。ここに、束稲山の方を向いて西行歌碑が建っている。吉野山のように、この束稲山にも桜が咲き乱れていたのだろうか。
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     「きゝもせず 束稲やまのさくら花 よし野のほかにかゝるべしとは」
 この日は芭蕉と同じように一関に戻って、駅近くのホテルに泊まり、翌日毛越寺に行った。 毛越寺は二代基衡・三代秀衡が造営した寺で、中尊寺を凌ぐ規模だったという。当時の堂宇は全て焼失してしまったが、庭園や堂宇の遺跡が残され、美しい「浄土庭園」として整備されている(このページトップの写真)。
 境内には、芭蕉真筆と云われる「夏草や兵どもが夢の跡」の句碑や、新渡戸稲造英訳による英文の句碑がある。
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・ 岩出山  (2014. 5. 15.)
 平泉を見物した翌日、一関を立って南下した芭蕉は、その日岩出山に宿泊した。「おくのほそ道」に『南部道遥かに見やりて、岩手の里に泊まる』と記している。その時芭蕉が通った「奥州上街道」の古道が今も残っているが、途中の志登ヶ森というところに「芭蕉衣掛の松」がある。芭蕉と曽良が松の枝に衣を掛け木陰でしばし涼を求めたといわれる所で、大きな松の切り株と石碑がある。横には新しい松が植えられている。説明板によると、平成に入って虫害に倒れ、平成4年に2代目の松が移植されたという。
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 芭蕉が岩出山で宿泊したのは石崎屋という旅籠で、現在その場所近くに芭蕉像が建てられている。当時の岩出山の様子は、「曽良随行日記」に『岩出山やしきモ町モ平地。上ノ山は正宗ノ初ノ居城也。杉茂リ、東ノ方、大川也。』と記されている。
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 曽良が書いているように、岩出山城は伊達政宗の最初の居城であった。東日本大震災で山の崖が崩れ、現在この山は立入禁止になっているという。山のふもとに、伊達家家臣の学問所であった有備館がある。国指定の史跡で庭園が美しいところだが、主屋が大震災で倒壊し、現在再建工事中であった。



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