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zoom RSS 奥の細道紀行 15. 一関〜平泉

<<   作成日時 : 2014/05/27 22:39   >>

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・ 一関  (2014. 5. 14.)
 芭蕉が登米を発って一関に入った日は、ひどい大雨だった。「曽良随行日記」には、『十二日曇。戸今を立。・・・・・一ノ関黄昏ニ着。合羽モトヲル也。宿ス』とある。 一関市内の「かっぱ崖」には幾つかの標識が建っている。このあたりで芭蕉は合羽も染み透るほどの豪雨に降られたらしい。
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 芭蕉は、地主町の磐井橋近くにあった金森家に二泊して、ここから平泉に行き中尊寺などを見物した。現在、磐井橋のそばに「二夜庵跡」の標識がある。そこには隣接した形で二軒の金森家があったが、そのいずれに宿泊したかは明らかでない。
 私たちは、この二夜庵跡近くにある「世嬉の一酒造」の蔵元レストランで昼食を食べてから中尊寺に向かった。その昼食の際、私は抽選に当たって、お土産に銘酒「せきのいち」の一合瓶を頂いた。おかげで、今回の旅は非常に幸先の良いスタートになった。
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・ 平泉  (2014. 5. 14〜15.)
 「奥の細道」の東の北限である平泉は、藤原清衡・基衡・秀衡が三代にわたり平泉文化を築いた土地であり、芭蕉が最も尊敬してやまなかった西行ゆかりの地、兄頼朝に疎外された源義経終焉の地である。そして、「おくのほそ道」のなかでは「平泉の章」がちょうど真ん中にあたり、、芭蕉の思いからしても本紀行のピークとなる地点である。
 私たちは、奥州藤原氏が政治を行った「平泉館」があったといわれる柳之御所遺跡と、秀衡が建立した無量光院跡を見てから高館に行った。「おくのほそ道」には『秀衡が跡は田野になりて、金鶏山のみ形を残す』とあるが、現在は柳之御所跡は発掘調査されて立派な資料館ができ、無量光院跡も着々と史跡整備が進んでいる。
 高館は坂を上った所にある。さらに石段を登ると、丘の上に義経堂があり、義経の木像を祀ってある。このお堂は天和三年(1683、芭蕉40歳)に建立されたものであるから、芭蕉もここで義経像に参拝したことであろう。
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 高館の入口前に「高館 義経堂」と題する説明板があるが、そこには次のように書いてある。
 「高館は昔衣川の館ともいい、今、判官館とも呼んでいる。藤原秀衡は、兄頼朝に追われてのがれて来た義経をここに館を造り住まわせ、厚くもてなしかくまったが、頼朝の威圧におそれた四代泰衡は父秀衡の遺命にそむいて義経を襲った。時は文治五年(西暦1189)閏四月三十日、一代の英雄義経はここに三十一才を一期として、妻子と共に最期を遂げた。」
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 芭蕉が「おくのほそ道」に『先ず高館に登れば、北上川、南部より流るゝ大河也』と書いたように、ここは北上川に臨む眺望が素晴らしい場所である。芭蕉は、ここからの眺望に、涙を流して義経悲劇の歴史を偲んだ。
 「おくのほそ道」の名文は続く、『さても、義臣すぐってこの城にこもり、功名一時の叢となる。「国破れて山河あり、城春にして草青みたり」と、笠うち敷きて、時移るまで涙を落としはべりぬ。』
 義経堂の真向いの位置に大きな「奥の細道三百年平泉芭蕉祭 記念句碑」が建てられている。
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                「夏草や兵どもが夢の跡」
 丘を下って中尊寺に向かう道の東北本線踏切際に、「卯の花清水」と曽良句碑がある。曽良の句は、義経を守って散った白髪の老武士増尾兼房を詠んだ句である。謂れが書かれた碑がある「卯の花清水」のそばには、卯の花と思われる白い小さな花が咲いていた。
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            「卯の花に 兼房見ゆる 白毛かな  曽良」

                               (平泉の項、つづく)
   


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