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help RSS シャングリラ紀行 1.「失われた地平線」の地へ

<<   作成日時 : 2007/11/28 12:15   >>

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 私は10月中旬、撮影ツアーに参加して中国雲南省北西部にある香格里拉(シャングリラ)、徳欽を旅してきた。その模様を何回かに分けて記してみたい。

 ここ香格里拉はイギリスの作家ジェームス・ヒルトンの小説「失われた地平線」に描かれている理想郷 Shangri-La のモデルと云われた地である。
 小説「失われた地平線」は1933年に書かれたもので、その後映画にもなった。ストーリーは・・・・・第一次大戦後のインド・パキスタン革命騒動のさなかに、回教君主が提供した旅客機が英国領事ら4人を乗せて拉致され、世界の屋根と呼ばれるヒマラヤ・カラコルム山脈を越えてチベットの奥地へ連れ去られる。そこは青い月が輝き、ラマ教寺院が聳える摩訶不思議なチベットの秘境で、「シャングリ・ラ」という理想郷であった・・・・・というもの。
 この小説が出版されると、この理想郷「シャングリ・ラ」のモデル地探しが各地で行われたという。パキスタンのフンザなど他にもモデル候補と云われる所があったらしいが、1997年中国雲南省政府が同省迪慶州こそシャングリラであると宣言し、2002年に中央政府の承認を得て中甸県を香格里拉県と改名した。
 香格里拉(シャングリラ)は、地名を改称すると一躍有名になり、世界中から観光客が押し寄せるようになったという。雪山が聳える渓谷、神秘的な寺院、美しい森と湖など「理想郷」にふさわしい景観が多く、最近は日本からも多くの旅行社がツアーを組んで訪れている。
 特に、香格里拉の奥にある徳欽では、美しい姿で知られる梅里雪山が展望できる。この山は、多くの写真家が憧れる美しくて有名な山である。私も一度は写してみたいと思っていた。

 私も以前「失われた地平線」を読んだことがある。今年の1月にネパールを訪れ、航空機からヒマラヤの山々を眺めたときに、・・・この山脈の向こう側にチベットがある、あの失われた地平線もこの山脈のすぐ向こうだ・・・と思ったのだった。
 ヒマラヤで写した写真整理もおおかた済んだ頃、昔読んだ「失われた地平線」を再読してみた。主人公たちが乗った飛行機が目的地と違う方向へ向かって飛び、翼の下にヒマラヤの山々を発見して驚嘆する場面では、そのイメージに自分を重ね合わせて、「失われた地平線」の地シャングリラへ向かって飛ぶ自分をぜひ実現したいと思ったのである。

 今回、小説のようなヒマラヤ越えとはいかないが、上海・昆明を経由してシャングリラへ行き、梅里雪山などを撮影する旅行に参加することができた。我ながら、なんとも幸せなことである。

この旅行の作品→ http://www.enaka.jp/nikkortd/relaygallery10.htm


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